【事務局ブログ】お彼岸
お疲れ様です!!
ここ最近、少しずつ涼しくなって過ごしやすい日々です。
前回のブログでは、近年はなかなか秋らしさを感じない(いつまでも暑い)とお話ししましたが、今年は「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通りになりそうな気がして、ちょっぴりワクワクしております( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
そうです。
本日9/19から「彼岸入り」です!!
今年の秋のお彼岸は
彼岸入り:9月19日(土)
秋分の日:9月22日(火)
彼岸明け:9月25日(金)
となっております。
なんですが…
そもそもお彼岸とは何なのでしょうか?
私自身よく分かっていないのですが、「お墓参りする日」くらいの認識で、とりあえずお墓参りに行っております。
とういうわけで、今回はそんなお彼岸について迫ってみたいと思います(๑•ㅂ•)و✧
ご存知の通り、お彼岸は年2回あります。
春分の日・秋分の日を中日として前後3日間、それぞれ合計7日間がお彼岸にあたります。
例年、
春分の日(春分日)は3月20~21日頃
秋分の日(秋分日)は9月22~24日頃
となっており、国立天文台が毎年2月の第1平日に発行する官報での公表をもって、翌年の春分の日・秋分の日(国民の祝日)を正式に定めているそうです。
他の祝日と違って、春分・秋分については、法律で具体的に月日が明記されてはいないとのことです。恥ずかしながら、私は今回初めて知りました…( ˙▿˙ ; )
(私と同じようにあまりご存じでない方は、国立天文台HP「よくある質問」の中に詳しく書かれておりますので、ぜひ御参照ください。)
ちなみに、内閣府のHPによると(「国民の祝日に関する法律」に定められた国民の祝日)、それぞれ次のように定められておりました。
春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
こちらもお恥ずかしい限りですが、そんな意味があったのかと初めて知りました…( ˙▿˙ ; )
さて、お彼岸の期間が分かったところで…
次は、お彼岸の歴史について少し調べてみました(๑•ㅂ•)و✧
『日本後紀』の延暦25年(806年)に「毎年春分と秋分を中心とした前後7日間、崇道天皇(早良親王)のために転読させた」と記されているのが、お彼岸の最古の記録と言われているそうです。
つまりお彼岸は、1200年前の平安時代から続いている行事とういうことになるんですね~!!
お彼岸の由来は
・浄土思想である「極楽浄土」は西方にある
・昼と夜、東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」へのゲートが開く
・太陽が真西に沈むことから「はるか西方にある浄土に通じる」
という、つまり仏教的な教えから、ご先祖様を供養し、お墓参りをするという習慣がはぐくまれていったとのことです。
しかし…
春分・秋分の日にお墓参りをする習慣があるのは日本だけらしく、他の仏教国にはこのような習慣はないとのことですΣ(・艸・○)
上記のことから民俗学では
・日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源だろうと推定されている
・豊作を太陽に祈願する太陽信仰の言葉の「日の願い」が、「日願(ひがん)」として、仏教語の「彼岸」と後から結びついた
と考えられているそうです。
う~ん…なんとも奥が深い!!
そして日本だけの風習というのがなんだか良いですよね~( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
さてさて、お彼岸のお供えものといえば、おはぎとぼたもち!!
(私の嫌いな食べ物第1位が小豆なので、私はあまり馴染みがないのですが…( ˙▿˙ ; ))
同じものなのに、呼び名が違うのは
・牡丹(ぼたん)は春に咲くから「牡丹餅」
・萩(はぎ)の花は秋に咲くから秋の彼岸は「お萩」
と季節の花の名前から由来しているとのことです(※諸説あり)。
また、
・秋は、収穫したばかりの小豆を使い、皮が柔らかく食べられることから「つぶあん」
・春は、一冬越した小豆の皮が硬いため、皮を除いた「こしあん」
といった小豆の収穫時期の違いから、小豆の使用方法が違うようです。
長くなってしまいましたが…
今回調べてみて、古くから日本人には、太陽信仰や先祖崇拝といった信仰が備わっていたんだな~と。
素敵ですね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
今回のお彼岸では、ただお墓参りをするのではなく、季節の移ろいやご先祖様に思いを馳せて過ごしたいと思います(๑>◡<๑)!! というわけで…当事務所は9/19~9/22までお休みとなっております。 次の営業は9/23(水)となります。 ご不便をお掛けしますが、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。 令和2年9月18日 事務局H